先取り学習とは?目的、メリデメ、教材など基礎知識をまとめて解説!

こんにちは。
先取り学習を研究中の、さきどるパパ(@sakidoru_papa)です。

小学校入学を意識するにつれて、

『この子は学校の勉強についていけるかな…』
『勉強がニガテだったらどうしよう…』

と、不安に思ったときに、検索したくなるのが「先取り学習」。

先取り学習については、様々な意見があり、
「積極的にやったほうがいい」という推奨意見もあれば、
「弊害が多いからやめるべき」というネガティブな声もあります。

今回は、そんな先取り学習の「目的」や、「メリット・デメリット」についてまとめました。
記事の後半では、「先取り学習はいつから始めるべき?」「どんな教材があるの?」といった点も解説しております。

先取り学習に関する基本的な知識の確認にお役立てください。

こんな方におすすめ
  • 先取り学習が必要性を知りたい方
  • 小学校の準備をしはじめたパパ・ママ
  • 教育ママ・教育パパではないけれど、子どもの勉強のことは考えてあげたい方
目次

先取り学習とは?

『先取り学習』とは、学校の授業より先の内容を、半年から1年以上早く勉強することを指します。
『先行学習』や『飛び級学習』と呼ばれることもあります。

我が家でも先取り学習を始めて数年が経過しました。
「勉強する内容の全体像」をつかみ、「進むべき道の方向性(得意な部分)」を明らかにすることができるので、
先取り学習は、学校の勉強に対する「地図やコンパス」のようなものと実感しております。

先取り学習を始めるうえで押さえておきたいポイントは以下の通りです。

POINT
先取り学習の目的を明らかにする
POINT
先取り学習のメリット・デメリットを知っておく
POINT
先取り学習をいつから始めるべきか考える
POINT
先取り学習で使用する教材を選ぶ

先取り学習の目的とは?やっている家庭はなぜやってる?

夫婦が疑問を感じている姿

まず最初に考えるべきなのは、先取り学習の目的です。

先取り学習の目的は、大きく分けて3つあります。

  1. 中学受験のため
  2. 勉強でつまづかないため
  3. こどもの「学びたい意欲」を育むため

先取り学習というと、中学受験をイメージされる多いかもしれませんが、意外にも「日々の勉強で困らないように」と始める方や、「子どもの学びたい意欲を後押ししたいから」という家庭もたくさんあります。

さきどるパパ

わが家でも、小学校受験や中学受験を意識したわけではありません。


わが家のケースでは、長女が幼稚園の年長さんの時点で「かけ算「や「漢字」に興味を持ちはじめたので、「好奇心や知識欲」を満たしてあげたいと思い始めたのがきっかけです。

子どもが書いた字

先取り学習のゴールについては以下のページでも解説しております。

先取り学習の効果は?メリットやデメリット

黒板に書いた文字

先取り学習にはどんな効果やメリットがあるのでしょうか?
先取り学習のメリットは大きく分けて4つあります。

  1. 記憶が定着しやすい
  2. 学校の勉強で余裕が生まれる
  3. 自分のペースで事前に学習できる
  4. 苦手ポイントがあらかじめにわかる

小学校は、45分という限られた授業時間のため、勉強が得意な子にとっては物足りないことも。

先取り学習であれば、得意な分野や才能を子どものペースでどんどん伸ばしてあげることができます。
逆に、ニガテなポイントもわかるので、あらかじめ対策を打つことができます。

ひとりひとり学習ペースが違うのは当たり前なので、子どもの個性に応じた学習の機会を与えてあげるられるのが、先取り学習の最大のメリットともいえますね。

先取り学習にはデメリットもある

先取り学習は、万能ではなく、弊害もあります。
やり方を間違えると、思わぬ落とし穴にハマってしまうこともあります。

先取り学習の4つのデメリットをご紹介します。

  1. 自分のチカラを過信してしまう
  2. 友達に悪い印象を与える
  3. 先生からの評価が悪くなる
  4. 理解がおろそかになる

これまでたくさんの方にお話しをうかがった中で、一番多かった意見は「授業を聞かなくなってしまう」というデメリットです。

特に子供のうちは「知らないことを知ることにワクワクする」という性質があるので、既に知っている内容を見たときに、

『知っているから、つまんない』
『わかっているから、聞かなくてもいっか』

と油断してしまうわけですね。

また、単に算数の公式や漢字の形を覚えても、その意味を理解しないと、本当の意味で勉強したことにはつながりません。

デメリットをしっかり理解したうえで、先取り学習を始めるべきかどうかを考えましょう。

先取り学習の「デメリットと対策」についてはこちらの記事にまとめました。

先取り学習はいつから始めるべき?

子どもたちが走ろうとしている姿

先取り学習はいつからやるべきでしょうか?
先取り学習を検討しはじめたい3つの時期をご紹介します。

  1. 3歳(年少さんになる1年前)
  2. 5歳(年長さんになる1年前)
  3. 小学校2年生

3歳(年少さんになる1年前)

3年保育のお子さんであれば、来年4月から入園を始める時期です。
いざ幼稚園が始まると、初めての連続で親も子もヘトヘト…。
将来のことをじっくり考える時間が減ってしまいますので、入園前に決めておくのがベターです。

5歳(年長さんになる1年前)

保育園・幼稚園も慣れてきたこの時期は、
「小学1年生の先取り学習を年長さんの4月から始める」を検討するのにベストなタイミングと言えるでしょう。

ひらがなやカタカナの読み書き、簡単な計算ができる子も出てくるので「小学校1年生の教材を、年長さんから開始」を目指して検討し始めて良いと思います。

次の年である6歳は、ランドセル探し、小学校の入学準備、ご家庭によっては七五三…とイベントが目白押し!
かなり慌ただしい1年間となりますので、余裕があるこのタイミングで先取り学習を検討してもいいかもしれません。

小学校2年生

小学生において先取り学習を検討したい時期は「2年生」です。

翌年の小学3年生から、算数や国語は複雑化し、理科・社会・英語まで始まります。
「小3の壁」と表現したり、”学力差が開き始める3年生”とも言われています。

学ぶことの全体像を知ったり、苦手そうなポイントを浮き彫りにするためにも、小学2年生の段階で小学3年生のカリキュラムを先取り学習するのがオススメです。

先取り学習をいつから始めるべきか?についてはこちらの記事にまとめました。

先取り学習の教材は?

先取り学習に使える4つの教材のまとめ画像

先取り学習には、何の教材を使うのがよいでしょうか?
大きく分けて4つあります。

書籍・学習ドリル

一番ポピュラーなのは、
本屋さんで売っている書籍や学習ドリルを使った先取り学習です。

選ぶ際のポイントは以下の通り。

  • 子どもが飽きずに最後までやり切れる体裁やデザインか?
  • 通学(予定)の小学校の教科書準拠か?

アマゾンなどで購入も良いですが、可能であれば実際に書店に行って購入しましょう。

絵本と同じく、子どもに選んでもらったり、手に取ってもらうことで、「自分で選んだから頑張る」という子どものやる気を刺激することができます。

自分で印刷するドリル

まずは「無料でお金をかけずに始めてみたい」というのであれば、
自分で印刷するタイプのドリルもオススメ。

紙やインクなど印刷コストはかかりますが、
ご家庭にプリンターがある方は、試してみましょう。
(コンビニプリントでもOK)

通信教育

『どれを選べばいいかわからない…』
『仕事が忙しくて、勉強を見てあげる暇がない!』
という方は、通信教育タイプがオススメ。

紙で勉強するタイプや、
タブレットで自動採点までしてくれる通信教育もあるため、
ご家庭の状況に合わせて検討してみましょう。

学習塾・オンライン塾

『家庭でコツコツやるのはちょっと…』
『先生や講師から教えてあげてほしい』
という方は、小学校低学年のうちから対応している塾を選択肢に入れてもいいかもしれません。

近所の塾で「無学年学習」や「先取り学習」に対応している塾を探してみましょう。

無学年学習とは?
学年や年齢に関係なく、子どもの学力や学習スピードに合わせて進める学習スタイルを指します。
「もっと知りたい!」という子どもの意欲があれば、学年を超えてステップアップできます。

教材についてはこちらのページでまとめております。

先取り学習のポイントまとめ

以上、先取り学習についてお伝えしました。

まとめ
  • まずは始める目的をはっきりさせましょう
  • メリットやデメリットを押さえておきましょう
  • 始めるタイミングを考えてみましょう
  • 家庭状況や子どもに合った教材を選びましょう

子どもに合う・合わないを見極めて、親子が一緒に笑顔になれる先取り学習を目指したいですね。

『よし、先取り学習を検討しようかな!』
と思った方は、まずは以下の記事からご覧いただくことをオススメします。

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この記事を書いた人

さきどるパパのアバター さきどるパパ 先取り学習アドバイザー

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